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私は中学受験を終えた@yuzukkyに私は下記の言葉を伝えました。

まだ十分に理解できないことがあると思うので、いつでも読み返すことができるようにここに書き留めておきます。

@yuzukkyへ

2年間本当によくがんばりました。お疲れ様でした。ここまでがんばれた@yuzukkyを誇りに思います。
中学校に入るためにがんばって来たわけですが、今振り返ってみると、志望校に合格できた以外に得るものがたくさんあったのではないでしょうか。
お父さんがいま感じていることを書き綴ってみたいと思います。

■何かを得るためには何かを捨てなければいけない

受験をするために多くのものを捨ててきました。友達と遊ぶ時間、英語教室、カンフー、野球など。
何かを得るためには、何かを捨てなければ得られないことがあります。何も捨てず全部をやりながら目的を達成できるとよいのですが、時間が限られているし、人間どうしても甘えが出て中途半端になってしまいます。
どういう人間が目的を達成するかと言えば、腹を据えた人です。自分はこれをするために、他の物を犠牲にしても何としてもがんばるんだと腹を据えた人は強いです。
お父さんは公務員を辞めるときに自分を崖っぷちに追い込み、腹を据えました。
「お母さんと@yuzukkyを食べさせていかないといけない。公務員しかしたことがなく、起業を失敗した人なんてどこも雇ってくれないだろう。だったら、軌道に乗せるしかないじゃないか」と、腹を据えてがむしゃらにがんばって今の状態があります。
@yuzukkyも多くのものを捨てて、この2年間は腹を据えて受験のためにすべてを捧げました。だから、結果を得られたのです。
@yuzukkyは受験以外にも腹を据えるという経験をしています。大勢の前での英語落語、お笑い、イベント開催など。どれも、とても緊張したと思いますが、やると決めたからにはしっかりやるんだと腹を据えてがんばりました。だからできたのです。
これからも何かを決断しなければいけないこと、目指したい目標ができることでしょう。そのときは、腹を据えるということを意識してください。2年間も腹を据えてがんばれたのだから、必ずできます。

■しんどいことを乗り越えてこそ成長できる

お父さんがこれまで40年生きてきて振り返ってみて、自分が成長できたなと感じられるのは、必ずと言っていいほど、困難を乗り越えたときです。
楽しかったとき、楽だったときはそれはその時はいいかもしれないけれど、残念ながら特に成長はできていません。
この2年間むちゃくちゃしんどかったと思います。だけど、それは裏を返せば、むちゃくちゃ@yuzukkyは成長したのです。
自分でも感じていませんか? 泣いてつらいこともあったけど、その分、精神的にも強くなりました。そして、がんばれば結果が出るということを体感したと思います。
これから、たくさんしんどいこと辛いことがあると思います。でも、それはラッキーなのです。それを乗り越えたら、絶対に成長できるのだから。
しんどいことが起こったら、笑顔でこう思うといいです。
「おっ、来たな。成長できるチャンスや」と。

■人生に正解はない

人生には正解はありません。受験をするかどうかで、お父さんとお母さんも悩みました。「これからのグローバル社会で日本の中学校に行くよりも海外の学校に行った方がいいんじゃないか。2年間、勉強ばかりすることが@yuzukkyにプラスになるんだろうか」と。
だけど、いくら考えてもこれらのことに正解はないのです。結局、あのときにあの選択をしてよかったと思えるかどうかは自分たち次第だからです。
それを選んだ、また、選ばれたというのは縁があるということです。その与えられた縁を大切にして一生懸命行動していれば、そこからどんどん道は拓けていきます。
自分が選んだ道に自信を持って、そして、これからの一刻一刻を大切に過ごしていくことで、「あぁ、あの時この選択をしたのは正解だったなぁ」と心から思えるはずです。「この学校を選んで本当によかった!」そう思える中高生活を送ってください。

■本気になって取り組むことのおもしろさ

今回の受験で本気になって取り組むことのおもしろさが分かったのではないでしょうか?
本気になるにはやはり目標(ゴール)が必要です。そのゴールに向けて、ひたすら本気になって取り組む。そして、本番に挑む。そこで結果が得られることもあれば、ダメなこともある。
でも、本気でやってきたから、ダメだったとしても悔いは延々とは残らないし、結果が得られたときは泣くほどに嬉しい。
そして、今回の受験ではいろんなストーリー(思い出)ができたと思います。
そのことはお父さんもお母さんも@yuzukkyも一生忘れないと思います。それは、本気になって取り組んだからこそ、ストーリーが生まれて、忘れ得ないものになるのです。
これからも何かに本気になって取り組んでみてください。そうすれば、人生がもっともっと楽しいものになって、よい思い出もたくさん残っていくことでしょう。

■家族の絆

お父さんが一番受験をしてよかったなと思うのは家族の絆がより強くなったということです。
中学受験は家族全員の協力やがんばりがなければ成し得ません。@yuzukkyはがむしゃらに勉強をがんばり、お母さんはお弁当を作ってくれたり、塾の送り迎えをしてくれたり、また、@yuzukkyの精神面を支えてくれました。お父さんも塾の送り迎えや学校見学、試験の引率などがんばりました。
ひとつの目標に向かって家族一丸となって取り組むことによって、家族の絆がより強くなりました。
それも@yuzukkyが中学受験をすると決意してくれたからです。ありがとう。

これから中学校生活が待っています。それは、@yuzukkyのがんばりによって得られた環境です。
その環境を楽しいもの、有意義なものにできるかは@yuzukky次第です。
何かが起こるのを待っていても、なかなか自分の思う通りには事は運びません。それは他人の判断によって動いているわけですから当然のことです。
どんどん積極的に自分で考えて、判断して、自分から動いてほしいです。自分で動くとしんどいこともたくさん起こります。でも、思い返してください。そうしたしんどいことを乗り越えたら、結果が待っていて、そして、自分も成長できるのです。
そして、「やり切ることができた!」と思えたら、それがどんな結果になろうとも、自分の選択・行動に誇りが持てるはずです。
一度きりの中高生生活を存分に楽しんでください。
「あぁ、あの時この選択をしたのは正解だったなぁ」と心から思えるために。